伝えるまえに決まる。人に好かれる伝え方の秘訣
しっかりコミュニケーションをとって話してるつもりなのに伝わらない、何度話しても変わらない、いつも同じことを言ってしまう、こんな悩みありませんか?自分が思って伝えていることと、実際に相手に伝わることは全く違ってしまいます。
もしあなたが「何でできないの?」と言われたらどう感じますか?僕なら正直「なんでって言われても、できないものはできない…」と感じてしまします。少なくとも頑張ろうとは思いません。
最初の体験は子供です。何度同じことを言っても変わらず、いろいろな伝え方を試しました。結果は当然変わらず。なぜなら、子供に対しての想いをぶつけたいたからです。でも伝え方を知ってからは徐々に子供の行動も変化していきました。「こんなにすぐに変わるか???」というのが素直な感想でした。
子育て中のぱぱまま、仕事で部下がいる、教育に携わっているなど、人と接する機会が多い方にはぜひ知っていただきたい内容です。伝えるまえに決まる、人に好かれる伝え方の秘訣をご紹介します。
最初に知ってもらいたい伝わらない理由
多くの人は自分が相手にしてもらいたい言葉を相手に伝えています。だから伝わらないのです。自分がしてもらいたいことではなく、自分が感じているこころの状態(想い)を言葉にしてみましょう。
自己主張ではなく自己開示
自己主張:自分の意見や考え
自己開示:自分の内面をさらけ出す行為
人はみんな自分は正しいと思っています。国会の答弁をテレビで見たことがあると思います。自分の意見や考えを発言する自己主張の場になっています。あの映像を見て心が動かされますか?僕は動きませんし、あなたも同じだと思います。人は理論理屈では動きません。感情で動きます。”理動”という言葉はありませんが、”感動”という言葉が存在するのはこのような理由からです。
Iメッセージ(自己開示の方法)
②影響:①によって自分へどんな問題が起こるのか
③感情:②により感じる素直な思い
・子供に「片づけて!」
・仕事で「何でできないんだ!」
・旦那さんに「話聞いてるの?」
自分の気持ちをそのまま言葉にしていませんか?きっと相手の感情はマイナスに働いてしまいます。少なくとも「よし、やろう!」とは思わないはずです。相手に対しての感情ではなく、自分の気持ちを言葉にして伝えましょう。
●子供に片付けを頼みたいときの気持ち
・部屋が散らかって、片付けするのが大変だから。
・子供が片付けのできない人になってしまうのが辛い。
これを言葉にすると、「○○ちゃんがおもちゃをそのままにして、次々にちがうおもちゃで遊んじゃうと、大人になって部屋がゴミでいっぱいになっちゃたら、お母さんは悲しい。」
お子さんの反応も変わってきそうですよね。
●部下が失敗したときの気持ち
・失敗すると思わなかった
・できて当たり前
言葉にすると、「 (名前)が失敗して、てっきりお前ならできると信頼してたから、まさかと思って悲しいよ。」
このように伝えられた部下はどう思うでしょうか?少なくても「怒られた」とは感じないはずです。むしろ、期待に応えたい、助けてあげたいと感じるのではないでしょうか。大切なことは、自分の心からの想いです。素直な想いを言葉にするから相手に伝わって行くのです。
まとめ
相手に対してこうしてほしいという言葉ではなく、自分の感情や想いを伝えましょう。なかなか言葉にしずらいこともあるかもしれませんが本音で伝えていくことが大切です。自分の伝え方を変えるだけで、おどろくほど相手の反応は変わっていきます。ぜひ実践してみてください。